Patek Philippe Ref.3940
朝は大分楽になったし、外を歩いても不快さがなくなった。
涼しくなれば、つまり、レザーストラップ・ウォッチの季節である。
バンドに気持ちワルイ汗をかかずに使えるのは(・∀・)イイ!
ローテーションのメインは、Ref.3940 パペカレである。徐々にノーチラスの稼動を落として
どこかで休眠させるかもしれない。
[Patek Philippe Ref.3940J :Nikon D300/ Nikkor 60mm f2.8D]
久し振りにマクロレンズを防湿庫から出してきたのでいろいろ撮影してみた。
単焦点レンズは明るいので、ASA400まで上げれば手ブレ補正なしでも手持ちで十分いける。
その代わり、焦点の合う範囲は極度に狭くなり、文字盤上でもこれしかピントが合わない。
Ref.3940のダイヤルの素晴らしさは、時間を掛けてジックリ味わうように眺めなければ
その全貌を理解するのは難しい。時間を知る為だけなら、おおよそ不要な作り込みである。
例えば、3時と9時位置のサブダイヤルは、同軸上で2つの機能を表示するために、内周部分は
一段低くなっており、外周部にある月と曜日が見易いように工夫されている。
[Patek Philippe Ref.3940J :Nikon D300/ Nikkor 60mm f2.8D]
こちらはケース裏側である。同じレンズでローターに焦点を合わせるとキャリバーの奥は
ボケボケであるが、上手くシリアルを隠してくれた。
K22マイクロローター付き Cal.240は、単体では極めて薄く、地神本によれば、なんと!
手巻きのCal.215よりも薄いらしい。もちろん、永久カレンダーモジュールを載せたCal.240Q
は、その分厚くはなるが、Ref.3940は極めて薄手の永久カレンダーである。
こう書くと最高の機械に見えるが、実は欠点もあって Cal.240はあまり巻き上がらない。
普通に装着して1日(常識的に12時間)使っても、フルチャージされないことが結構ある。
これは、Ref.5055Gを使っていた時によく感じた。
パワーリザーブが付いていると、この巻き上がり加減が良く分かって面白かった。
Ref.5055Gの場合、通勤とデスクワークだけだと朝のリザーブをキープするのが精一杯という
こともあった。
従って、ローテーションで使う場合はワインダーが必須ということになる。
これについては、また別の機会に語ろう。